



佐藤琢磨は、ボルチモアで開かれたIZODインディカー・シリーズで彼が本当に求めていた物を手に入れた。それは、他ならぬ“雨”だった。
ここに、エンジン交換のペナルティを受けて24番グリッドからのスタートとされたうえ、ペースはトップグループほど速くないパッケージで戦うドライバーがいたとしよう。それでも彼が、もしもキャリアのごく始めにイギリスでレースを戦っていたなら、ふたつの“手助け”を手に入れることで上位に進出できるはず。ひとつはイエロー・コーションであり、もうひとつは滑りやすい路面である。
ボルチモアでは、このふたつが琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのダラーラ・ホンダを2番手まで押し上げる原動力となった。その後、琢磨はトップに立つと、12周にわたってレースを支配したものの、ここで燃圧のトラブルが発生。結局、この問題のため琢磨は激しい失望を味わうこととなる。
ミドオハイオ、そしてソノマと過酷なレースがふたつ続いた直後だっただけに、琢磨がこの現実を受け入れるのは容易ではなかった。「またもや、ひどい落胆を味わうレースとなりました」と琢磨。「今日こそ結果を残すことができると信じていたのですが……」
「僕たちは大きな期待を抱いてボルチモアにやってきました。ミドオハイオとソノマの結果には大いに不満を抱いていました。ロードコース用の構造を用いたタイアでは、希望するようなスピードは手に入りませんでした。けれども、市街地用のタイアを履くと、僕たちはとてもコンペティティブになれるのです」
しかし、最初のプラクティスでは思うような結果を残すことができなかった。「ソノマでもエンジンを交換しましたが、今回もまた問題が起きてしまいました。さらには、コース上の踏み切りのところに以前あったシケインを取り除いたことも混乱を招くきっかけとなりました。ここではマシーンが激しくボトミングし、宙を舞うこともあったので、インディカーにとっては大きな問題でした。そこで、彼らは最初のシケインの入り口にタイアウォールで作った暫定的なシケインを設置した後、翌日にはより本格的なシケインを作り上げたのです。つまり、毎日シケインの状態が変わっていったのですから、戸惑わずにはいられませんでした」
土曜日のプラクティスで琢磨は4番手に食い込んだので、予選では好結果が期待された。たとえ、エンジン交換のペナルティで10グリッド・ダウンのペナルティを受けたとしても……。「土曜日の朝には、ようやくバランスを改善することに成功しました。再びコンペティティブになれたことを、僕は本当に嬉しく思っていました。つまり、予選への準備は完全に整っていたのです」
「セッションが残り7分となったときにコースインするという、ややギャンブルな戦略を予選では採用しました。いささかリスキーなのは事実ですが、それは誰にとっても同じことです。ところが、僕がまだウォームアップを行なっている最中に、グレアムがシケインのウォールに接触してしまい、セッションは赤旗中断に。これは僕がタイムアタックを始める前のことで、したがってまともなラップタイムを記録することはできませんでした」
あまりの不運に悲嘆する琢磨とRLLRチームは予選グループ内の10位、そしてペナルティが科せられて25台中24位に位置することになった。「ペナルティが科せられることはもちろんわかっていましたが、予選では絶対にいい結果を残せると信じていたので、これには本当にがっかりしました」
ボルチモアのレースは2ストップでも3ストップでも走りきれるが、グリッド後方からスタートする琢磨にとっては3ストップのほうがより効果的であると思われた。実際、レース序盤はレギュラードライバーの代役として登場したベテラン、ブルーノ・ジュンケイラを追走する形で周回。やがて最初のコーションでピットストップを行なったが、2周後には燃料を少しだけ継ぎ足す作業のため、改めてピットに飛び込んだ。
「ボルチモアはオーバーテイクができるコースです」と琢磨。「決して簡単ではありませんが、不可能ではありません。もっとも、状況を考えれば、毎周毎周オーバーテイクできるほど僕たちのマシーンは速くありません。いっぽう、僕たちは状況にあわせて柔軟に対応できる戦略を用意していたので、人とは異なる戦い方をすることにしました。スタートでは、まったく順位を上げられませんでした。なにしろ、僕たちのグリッドポジションでは、スタートが切られたとき、まだ最終コーナーに辿り着いたばかりだったのです。あれでは、高速で走るパレードも同然でした」
「はじめのコーションの最後に僕たちは、もう1度余計にピットストップを行なうことにしました。というのも、後方を走っているのは2台だけだったので、何も失う物はなかったからです。しかも、ピットストップすればエクストラの燃料が手に入ります。けれども、レースがすぐに再開されたため、僕は集団から大きく遅れる格好となってしまいました」
運のいいことに、ほどなく次のコーションとなり、琢磨は集団に追いつくことができた。しかも、雨が降り始めたのと前後して、スピンを喫したマルコ・アンドレッティがバリアに激突。このため、コース上は再度フルコーションとされた。ここでほとんどのドライバーがピットストップを行なったため、琢磨は5番手にジャンプアップ。直後のリスタートではルーベンス・バリケロをオーバーテイクして4番手に浮上したところで、ダリオ・フランキッティのスピンによりまたもやコーションとなった。ここで上位陣の多くがピットストップを行なった結果、琢磨はジェイムズ・ヒンチクリフに続く2番手となった。コーションが終わってグリーンが提示されると、琢磨はヒンチクリフを攻略してトップに浮上。最初の1周で4.2秒も差を広げただけでなく、その後の3周で8.2秒の大量リードを築くことに成功する!
「雨が降り始めたとき、僕はバイザーの奥でにやりと笑ってしまいました」と琢磨。「どんな雨でも大歓迎でした。本当に、このときは嬉しかったのです。コースの一部はほぼ完全に乾いていましたが、メインストレートはウェットだったので、レインタイアに交換するか、スリックタイアで粘るかの判断は非常に難しいものでした。僕はボビー・レイホールと相談しましたが、彼が雨はすぐに止むと予想したので、ドライタイアで走り続けることに決めました」
「ヒンチクリフをオーバーテイクしてからは、ぐんぐんリードを広げることができました。ウェットコンディションのなかをドライタイアで走るのは非常にトリッキーでしたが、それでも後続を引き離すことができたのです。やがて、ライバルとのギャップがとても大きくなったので、次の給油までにできるだけ多くの周回がこなせるよう、燃料をセーブする走りに切り替えました。これでライバルたちが追いついてくるのはわかっていましたが、僕たちの立場は非常に強力で、しかも、あと1回だけピットストップを行なえばフィニッシュまで走りきれる状況でした。けれども、ここで燃圧に関係する問題が起きてしまいました。最初のうち、エンジンは咳き込んでいるだけだったので、これは燃料のミクスチャーをものすごく薄くした影響だろうと考えていました」
ところが、次のコーションでは、リスタートでほとんどマシーンが加速せず、それまでトップを走っていた琢磨はあっという間に5番手に転落してしまう。「スロットル・ペダルを踏み込んでもパワーは手に入りませんでした。しかも、症状は次第に重くなるばかり。僕はなんとかして走り続けようとしましたが、燃圧は落ちるいっぽうで、最終的にはエンジンが反応しなくなり、ギアチェンジもできなくなっていました」
6番手に順位を落とした琢磨は予定していた最後のピットストップを行なったが、その後、5周を走ったところで悔しいリタイアに追い込まれることとなった。「僕たちは、ドライコンディションでいちばん速かったわけではありませんが、追い越されない程度のスピードは持っていたので、充分に勝てる状況でした」と琢磨。「今回は本当に悔しい。でも、メカニックたちは本当に素晴らしい働きぶりを見せてくれました。なにしろ、彼らは週末の間に2度もエンジン交換を行なったのです。彼らがたくさんの作業をこなしてくれたおかげで、僕たちは再びコンペティティブになれました。けれども、今日は本当に運がなかったと思います」
IZODインディカー・シリーズは余すところ1戦のみとなった。最終戦は2マイル・オーバルのフォンタナで繰り広げられる500マイル・レース。「これは完全に別のレースです。できれば、毎年行なわれる“もうひとつの500マイル・レース”のときのように、自分たちがコンペティティブだったら最高ですね。このコースはユニークで、本当に小さなダウンフォースしか必要としません。ここでは1度もレースを戦ったことはありませんが、ソノマの前に1日テストを行ない、貴重なデータを収集しました。ここはとてもバンピーで、500マイルはタフな戦いとなるでしょうが、それと同時に、2012年IZODインディカー・シリーズを締めくくる素晴らしいチャンスが手に入るものと期待しています」
written by Marcus Simmon

POS. | DRIVER/TEAM | No | START | LAPS | LL | Status | PTS |
1 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 10 | 75 | 13 | Running | 50 |
2 | Ryan Briscoe Team Penske |
2 | 11 | 75 | 11 | Running | 40 |
3 | Simon Pagenaud Schmidt/Hamilton Motorsports |
77 | 9 | 75 | 14 | Running | 35 |
4 | Scott Dixon Target Chip Ganassi Racing |
9 | 2 | 75 | 0 | Running | 32 |
5 | Rubens Barrichello KV Racing Technology |
8 | 15 | 75 | 0 | Running | 30 |
6 | Will Power Team Penske |
12 | 1 | 75 | 22 | Running | 31 |
7 | Oriol Servia Panther/Dreyer & Reinbold Racing |
22 | 16 | 75 | 0 | Running | 26 |
8 | Alex Tagliani Team Barracuda-BHA |
98 | 13 | 75 | 1 | Running | 24 |
9 | EJ Viso KV Racing Technology |
5 | 22 | 75 | 0 | Running | 22 |
10 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 14 | 75 | 0 | Running | 20 |
11 | Graham Rahal Service Central Chip Ganassi Racing |
38 | 21 | 75 | 0 | Running | 19 |
12 | JR Hildebrand Panther Racing |
4 | 23 | 75 | 0 | Running | 18 |
13 | Dario Franchitti Target Chip Ganassi Racing |
10 | 4 | 74 | 0 | Running | 17 |
14 | Marco Andretti Andretti Autosport |
26 | 18 | 74 | 0 | Running | 16 |
15 | James Hinchcliffe Andretti Autosport |
27 | 5 | 73 | 2 | Running | 15 |
16 | Mike Conway A.J. Foyt Enterprises |
14 | 12 | 73 | 0 | Running | 14 |
17 | Justin Wilson Dale Coyne Racing |
18 | 7 | 72 | 0 | Running | 13 |
18 | Charlie Kimball Novo Nordisk Chip Ganassi Racing |
83 | 17 | 65 | 0 | Mechanical | 12 |
19 | Josef Newgarden Sarah Fisher Hartman Racing |
67 | 20 | 64 | 0 | Mechanical | 12 |
20 | Tony Kanaan KV Racing Technology |
11 | 6 | 52 | 0 | Contact | 12 |
21 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 24 | 50 | 12 | Mechanical | 12 |
22 | Simona de Silvestro Lotus-HVM Racing |
78 | 25 | 38 | 0 | Contact | 12 |
23 | Sebastien Bourdais Dragon Racing |
7 | 3 | 32 | 0 | Mechanical | 12 |
24 | James Jakes Dale Coyne Racing |
19 | 19 | 31 | 0 | Contact | 12 |
25 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
20 | 8 | 7 | 0 | Contact | 10 |
佐藤琢磨、一時はレースをリードしながら燃圧の問題でリタイア
2012-09-02
本日、メリーランド州のボルチモア市街地コースでボルチモア・グランプリの決勝が行われた。コース上の一部で雨が降っていることを考慮に入れた戦略でこのレースに臨んだ佐藤琢磨は、まず5位まで躍進。続いて24〜35周目には首位を走行した。ところが、75周のレースの50周を走りきったところで燃圧のトラブルが発生。このためリタイアに追い込まれ、21位とされた。
佐藤琢磨のコメント
「シケインの影響でスタートは難しいものとなりました。グリッドの後方からスタートした僕は、シケインの手前のターン12付近を走行しているときにグリーンランプが点灯しました。数周走った時点ではオーバーテイクが難しく、この段階でひとまず膠着状態に陥ります。ところが、その後は天候が大きく僕に味方してくれました。雨が降り始めたので、僕はもちろんニヤリとしました。とはいえ、それは不思議な空模様でした。メインストレートはダンプ・コンディションというよりもかなり濡れているのに、バックストレートはドライだったのです。それでも、僕たちは当初のプログラムに従って走行を続けました。コンディションは難しいもので、多くのドライバーがウェットタイアへの交換を行いましたが、僕たちはあくまでもスリックタイアで走行を続けたおかげで大きくジャンプアップし、5番手に浮上しました。さらにリスタートでもポジションを上げ、首位に立ちます。その後も順調にトップを走行していましたが、ここでトラブルが発生してしまいます。おそらく、燃圧のトラブルだったと思います。エンジンは咳き込むようになり、パワーが落ち込んでしまったのです。特にリスタートではパワーがまるでなくなってしまったかのような症状となり、たくさんのドライバーに抜かれてしまいました。リスタートは毎回困難なもので、おそらくエンジン・レスポンスの影響でギア・チェンジも難しくなっていました。最終的にリタイアしなければならなくなったのは、ひどく残念でした。メカニックたちの働き振りは素晴らしく、週末の間に2度エンジン交換を行うハードワークをこなしてくれました。このような作業により、驚くほどコンペティティブにレースを戦えたことは、僕にとって大きな誇りです。したがって、いい結果が得られなかったことは本当に残念でした」
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより

POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Will Power Team Penske |
12 | 01:17.2709 | 111.116 |
2 | Mike Conway A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:17.4347 | 110.881 |
3 | Scott Dixon Target Chip Ganassi Racing |
9 | 01:17.7497 | 110.431 |
4 | Sebastien Bourdais Dragon Racing |
7 | 01:18.1090 | 109.923 |
5 | Dario Franchitti Target Chip Ganassi Racing |
10 | 01:18.2126 | 109.778 |
6 | James Hinchcliffe Andretti Autosport |
27 | 01:18.3462 | 109.591 |
7 | Charlie Kimball Novo Nordisk Chip Ganassi Racing |
83 | 01:18.3355 | 109.605 |
8 | Tony Kanaan KV Racing Technology |
11 | 01:18.4168 | 109.492 |
9 | Justin Wilson Dale Coyne Racing |
18 | 01:18.4334 | 109.469 |
10 | Josef Newgarden Sarah Fisher Hartman Racing |
67 | 01:18.6258 | 109.201 |
11 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
20 | 01:18.7885 | 108.975 |
12 | Simon Pagenaud Schmidt/Hamilton Motorsports |
77 | 01:18.9788 | 108.713 |
13 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 01:18.8925 | 108.832 |
14 | Ryan Briscoe Team Penske |
2 | 01:18.8981 | 108.824 |
15 | Alex Tagliani Team Barracuda-BHA |
98 | 01:18.9048 | 108.815 |
16 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 01:19.0931 | 108.556 |
17 | Rubens Barrichello KV Racing Technology |
8 | 01:18.9475 | 108.756 |
18 | Oriol Servia Panther/Dreyer & Reinbold Racing |
22 | 01:19.3953 | 108.142 |
19 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:18.9672 | 108.729 |
20 | Marco Andretti Andretti Autosport |
26 | 01:19.0262 | 108.648 |
21 | Simona de Silvestro Lotus-HVM Racing |
78 | 01:19.7468 | 107.666 |
22 | James Jakes Dale Coyne Racing |
19 | 01:19.2821 | 108.297 |
23 | Graham Rahal Service Central Chip Ganassi Racing |
38 | 01:20.2295 | 107.018 |
24 | EJ Viso KV Racing Technology |
5 | 01:19.5152 | 107.979 |
25 | JR Hildebrand Panther Racing |
4 | 01:19.6837 | 107.751 |
佐藤琢磨、赤旗の影響を受け、予選グループの10位に終わる
2012-09-01
本日、メリーランド州のボルチモア市街地コースにおいて、ボルチモア・グランプリの公式予選が行なわれた。午前中のフリープラクティスで4番手タイムを記録し、予選でも上位進出が期待されていた佐藤琢磨は、アタック開始前にセッションが赤旗中断となって終了したため、予選グループの10位、総合の19位とされた。なお、琢磨は前戦でエンジン交換を行なっているので今回は10グリッド・ダウンのペナルティを科せられ、明日の決勝には23番グリッドからスタートすることになる。
佐藤琢磨のコメント
「とてもフラストレーションのつのる予選セッションとなりました。今朝のプラクティス・セッションでは大きな手応えを掴んでいました。最初は雨が降っていましたが、最後の数周はドライとなった関係で、昨日とは違って素晴らしいフィーリングが得られました。状況は大きく改善され、バランスにも満足できたので、予選を楽しみにしていました。ウォーミングアップを行なっているとき、僕は他のドライバーの半周ほど後方を走っていました。僕が2周目のなかほどを走行していたとき、他のドライバーはアタックを終えましたが、まだ僕はウォームアップしているこの段階で赤旗が提示されました。アタックするチャンスさえ得られなかったことは、悔しくて仕方ありません。ただし、いいペースが取り戻せたことについては、とてもポジティブに受け止めています。できれば、朝のウォームアップでさらに進化を果たし、午後のレースを力強く戦いたいと思います」
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより

POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Will Power Team Penske |
12 | 01:21.0185 | 90.646 |
2 | Marco Andretti Andretti Autosport |
26 | 01:21.0211 | 90.643 |
3 | Rubens Barrichello KV Racing Technology |
8 | 01:21.4021 | 90.219 |
4 | Simon Pagenaud Schmidt/Hamilton Motorsports |
77 | 01:21.4883 | 90.123 |
5 | Scott Dixon Target Chip Ganassi Racing |
9 | 01:21.7211 | 89.867 |
6 | James Hinchcliffe Andretti Autosport |
27 | 01:21.7899 | 89.791 |
7 | Sebastien Bourdais Dragon Racing |
7 | 01:21.9288 | 89.639 |
8 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 01:22.0263 | 89.532 |
9 | EJ Viso KV Racing Technology |
5 | 01:22.0750 | 89.479 |
10 | Mike Conway A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:22.1075 | 89.444 |
11 | Dario Franchitti Target Chip Ganassi Racing |
10 | 01:22.1254 | 89.424 |
12 | Simona de Silvestro Lotus-HVM Racing |
78 | 01:22.1513 | 89.396 |
13 | Tony Kanaan KV Racing Technology |
11 | 01:22.2887 | 89.247 |
14 | Charlie Kimball Novo Nordisk Chip Ganassi Racing |
83 | 01:22.3243 | 89.208 |
15 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 01:22.3529 | 89.177 |
16 | Ryan Briscoe Team Penske |
2 | 01:22.5584 | 88.955 |
17 | JR Hildebrand Panther Racing |
4 | 01:22.6031 | 88.907 |
18 | Graham Rahal Service Central Chip Ganassi Racing |
38 | 01:22.6543 | 88.852 |
19 | Justin Wilson Dale Coyne Racing |
18 | 01:22.7523 | 88.747 |
20 | James Jakes Dale Coyne Racing |
19 | 01:22.9510 | 88.534 |
21 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:23.0918 | 88.384 |
22 | Oriol Servia Panther/Dreyer & Reinbold Racing |
22 | 01:23.1186 | 88.356 |
23 | Alex Tagliani Team Barracuda-BHA |
98 | 01:23.1635 | 88.308 |
24 | Josef Newgarden Sarah Fisher Hartman Racing |
67 | 01:23.6249 | 87.821 |
25 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
20 | 01:23.8550 | 87.580 |
佐藤琢磨、ボルチモアのプラクティスは21番手
2012-08-31
本日、メリーランド州のボルチモア市街地コースにおいて、ボルチモア・グランプリのプラクティス初日が行なわれた。この日は、当初なかったシケインを急遽、設置したために走行時間が短縮され、佐藤琢磨は19ラップを走行して1分23秒0918(88.384mph。約141.4km/h)を記録し、21番手となった。トップはウィル・パワー(1分21秒0185/90.646mph。約145.0km/h)だった。
佐藤琢磨のコメント
「プラクティスの走行時間が短い1日となりました。今日はライドハイトのチェックなど、いくつかのことを試す予定でした。ここではバンプを乗り越える際に“格闘”することになるので、これは特に大切でした。これからデータを見る必要はありますが、バランスを大幅に改善し、全体的なグリップレベルをもう少し上げるためには、たくさんのことをしなければいけません。それと、明日に向けてシケインがどんな影響を及ぼすかについても見極める必要があります。これから、いくつかの項目について評価を行ない、明日は正しいバランスに近づくことを期待しています」
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより