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とにかく悔しい。確かにチームとしては良いかもしれない。しかし自分にとってみれば、チーム1-2で優勝がチームメイトでの1-2ほど悔しいものは無い。 ドライバーの速さは間違いなくアンソニーに勝っている。これは間違い様の無い事実である。ではなぜ負けたか? マシンが負けたと言う事なのだろう。これは屈辱でもある。本当に悔しい。だからと言ってアンソニーやアンソニー号のメカニックを妬んだりするということは無い。念の為。もちろん勝ったアンソニーは素晴らしかった。メカニック達も良い仕事をして頑張った。心からおめでとうを言って勝利を祝福したい。 しかし、しかしである。とにかく悔しい事は事実である。もちろん1番悔しくてやりきれない思いをしているのは琢磨君だ。それを思うと悔しい気持ちと悲しい、申し訳ない気持ちが湧き上がってくる。思いっきり走らせてあげたかった。
周りはチャンピオンポイントが広がったと喜んでいるが、自分の本音を言わせてもらえれば、そんなものはどうでもいい。その時のレースに勝つ事が一番重要なのだ。結果勝てばチャンピオンも向こうから近づいてくる。そして自分の以前言った事とまったく反対の事を言うけれども、シリーズだろうとシリーズ外のレースであろうとやるからには勝つしかない。それが何であろうと勝つ事が重要である。チャンピオンはその結果でしかない・・・ 自分もまだまだ大人になっていないと言う事かも知れない。 しかし、自分達はその為にレースを行っている。勝ちたい気持ちが無かったらメカニックなんて失格や!
本当に悔しい。悔しくて悔しくて涙が出てきた。琢磨君に対しても申し訳なくって・・・でも現実として何を言っても結果は変わらない。本当に悔しくて悲しくて仕方がありませんが、これを正面から受け止めて、次に繋げて行きたいと思います。 問題は少しずつ解決していきます。一度に一気に変えようとすると歪みが出て、副作用のようにうまく回転しない事が多いです。ひとつひとつ確実に前進していくよう、自分達がしっかりやっていかなくてはならない。大丈夫! うまくいくって。日本式、イギリス式ではなく飯田式でやったるで!
なんとか頑張ります。こんな所で足踏みしていられるかい! 前へ前へ、前進あるのみ! きっと先々の何かのために、そういう結果になったんとちゃうかなぁ、と思っています。自分もこのところのゴタゴタについて、きっと将来の何かのために今こういう状態にあるんだと、ちょっとばかし前向きに考えられるようになりました。 まあ、当分は悔しい想いが渦巻いてると思うけど、そんなこんなを乗り越えていくしかないし、きっと乗り越えられるはずです。これからは今まで以上に頑張っていきます!
飯田一寿
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