1回目と2回目のインターバルの間、データを見ている熱い男こと星野一樹のところに一樹の写真にサインをもらいに一人の初老の男がやってきて、少し話をしてサインをもらっていった。
昨年のフォーミュラフォードの時は会話どころかサインもまともにできなかったのに・・・成長したな~。(しみじみ)それに比べてこのおいらときたら・・・早くちゃんと英会話できるように勉強しなくっちゃ! インターバルの間はまさに晴天。気温もどんどん上昇していきかなり暖かくなってきた。
自分も着ていたフリースを脱ぎポロシャツでの仕事やった。それがまたしても・・・

今回はガレージが無い為さっきも言ったようにオーニングからピット前までマシンを押しての移動。ピット前までたどり着いた時には二人とも息をぜいぜいときらしていた。
み・水が欲しい・・・気温もとっても暑いし。
と、言う願いが叶ったのか? 突然大粒の雨が空から落ちてきた。突然の土砂降り。
スタートを直前に控えてまたセッティングで悩む事に。
しかし、今日は1日こんな天気が続いている。
5分ザーッと降って雨はぴたりとやみ太陽が顔を出す。そしてコースはすぐに乾く。
そしてまたしばらくして突然雨は降り出す。の、繰り返し。
我々はまたすぐに雨はやむと判断して、とりあえずドライにすぐに戻せる程度のかなりドライよりのセッティングでまずはコースに出ることにした。
まずは何はともあれタイヤをレインにして、セッティングは前後のウイングとARBだけのセッティングでのスタート。
それでも少しだけどたばたしたけどね。

しかもセッティングが終わったと同時に雨は上がり、空一面晴れ間が広がった。
にくったらしいったらありゃしない。
またまた気温は突然上昇して汗ばむ陽気になってきた。
まったく晴れたら半袖のポロシャツ。曇ったらトレーナーにブルゾンを着ないと寒い。
どっちかにしろっちゅーねん。着替えだけでも忙しいっちゅーねん。

しかし、幸いにも?コースはまだまだ濡れている。こういう時は天候がどうなるか判らない。とにかくコース上にいた方が有利になる。
もちろんその状況に合ったセッティングでの事はあたりまえや。
その為の読みと戦術が大事になってくるわけやね、これが。

と、言う事でまずはドライよりのレインセットでレインタイヤでのコースイン。
しかし、1LAPで戻ってくる。みんなてっきり、よっしゃー、スリックか? と、思っているとありゃりゃ、マシンは泥だらけ。どっかで泥んこ遊びをしてきたみたいやね。
とりあえずマシンの簡単なチェックと泥の掃除を素早く済ませた頃にはコースも乾きだしてきた。
ここで一気に畳み掛ける! スリックDry setや! 

Johnと自分、そしてBoyoで手分けしてタイヤ交換、ウイングをドライ用に戻してARBのポジションを戻して再びコースイン。
しかし、今日の天気はまたいつ雨が降り出すかわからないし、赤旗による中断もまた考えられる。早い内にタイムをとりあえず出しておかなければ。

ポジションはいつものようにあわただしく上下する。P-1から行ったり来たり。
一周してくる間に信じられないほど変化する。
P-1そしてそれを琢磨君は見る間もなくP-2、そしてP-3、P-4、そしてP-8、すると次の周にはまたP-1、そしてまたP-2、P-7。
はたして琢磨君はサインボードでP-1を確認したのやろうか? おいらも何がどうやったか忘れてしもうた。
そしてまた天気も気まぐれ。それも狙ったかのように琢磨君がクリアラップを見つけタイムアタックに入った周に必ずシャワーがある。
まともにタイムアタックができない。そんなあせりをよそに時間は刻一刻と過ぎていく。
もう時間が無い! 現在のポジションはP-10。残り時間は1分。
Boyoが無線で叫ぶ。ファイナルラップや。あと1LAPしかできない。
これがラストチャンスや! しかし前には3台遅いマシンが走っている。
そしてすでにコントロールラインではチェッカーフラッグが振られている。
そして琢磨君は戻ってきたストレートでチェッカーを受ける。みんなモニターに釘付け状態や。タイムは1:28.642で残念ながら2番手のタイム。1回目と同じポジションからのスタート・・・と、誰もが思ったその瞬間、モニターがパッパッと変わった。なんと2番手にTeam Avanti のMatt Davies が1:28.636 のタイムを最終ラップに出し、琢磨君は3番手にと後退してしまった。

1回目に続きまたしてもポールをGetできなかった。しかし、なんと言う不運。
もちろんみんな条件は一緒やけど、こうも狙い済ましたかのようにタイムアタックの周に必ずシャワーがあるとは・・・もう1分ずれてくれるだけでよかったのに。

しかし、予選終了とともにまたしても今度は雹交じりの大雨がまたしても降ってきた。
やっべ~。危ない危ない。もし、この雨があと3分早く降って来ていたらこの予選はなんと9番手からのスタートやった。こう言うのをついていると言うのか言わないのか? とりあえず事実は事実としてP-3というのがリザルトとして残った。
今回もまた最高に悔しい! スピード特急便の琢磨君の予選が・・・もうこうなったら早く1勝を上げて波に乗ってポールポジションの山を築き上げていってやる! 見てろや! 本当の予選、ポールポジションてものを見せてやる。

しかし、本当なんかチーム全体が空回りしている感じがある。
これをかえる方法はただひとつ。明日琢磨君が勝利することや!

第2レース予選
POS NO DRIVER NAT TEAM CAR TIME
1 03 Andre Lotterer GER Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:28.460
2 14 Matt Davies GBR Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:28.636
3 06 Takuma Sato JPN Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:28.642
4 01 Derek Hayes GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:28.805
5 05 Anthony Davidson GBR Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:28.864
6 04 James Courtney AUS Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.003
7 10 Ryan Dalziel GBR RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 1:29.053
8 09 Nicolas Kiesa DEN RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 1:29.070
9 18 Andy Priaulx GBR Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.074
10 08 Gianmaria Bruni ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:29.159
11 21 Mark Taylor GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.179
12 02 Jeffrey Jones USA Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.242
13 11 Bruce Jouanny FRA Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.244
14 15 Milos Pavlovic YUG Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:29.295
15 17 Paul Edwards USA Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.324
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