そして土曜日。今日もホテルに泊りではなくって家からの出発。今日は朝5:30発。朝早いのは大嫌いや。朝日なんてフンだ!
しかも今日も暑い。おまけにサングラスを忘れた為、大変な事になってしまった。ただでさえ花粉にやられて目がショボショボしている時に、太陽の紫外線はかなりこたえる。もう目を開けているのが至難の業。つ・つらい・・・なんでこんな時に限ってである。う~ん。もう、Dysonのおばか・・・知~らないっと! 危うし! Dyson!

そして今日は予選の前に20分のフリー走行が用意されていた。これもそつなくこなして、後は本番を待つばかり。セッションでは新しいセッティングにもトライして、これが結構調子よく決まった。この調子で予選もぶっちぎったるで!
そしていよいよその時は来た! 予選はいつも30分やけど、今回は20分。しかしその代わりといってはなんやけど、チャンピオンクラスとスカラシップクラスが別々の予選となった。その為、予選時間はいつもより10分間短くなったが、恒例の渋滞が無くなり、クリアラップがしっかりと取れるようになって、こっちの方がかなりいい感じやね。
予選開始と共に琢磨君はコースへと出て行く。今日は気温も上昇。もちろん路温もかなり上昇している。いつものようにタイヤのプレッシャーをちょっと細工してコースイン。プレッシャーは木曜日のテストの時に上がりきっていない部分、上がりすぎた部分を完全に把握してコールドでのプレッシャーを確認しておいた。それをこの温度にあわせて最後の調整をする。もちろんセッティングが決まってきた事により、タイヤのスリップも減り、摩擦によるタイヤ温度の上昇からくる内圧の変化もちろん加味されている。ちょっとしたエッセンスってところやね。
タイムは早い段階でトップに躍り出る。その後、そのタイムに届くドライバーは現れてこない。予選残り8分を残した所で、琢磨君最終コーナーで外に大きく膨らみすぎて、いつもなら外側のタイヤ半分をトラックからはみ出させて草の上にのせる走りが、この時ばかりはまるまる片側前後二輪のタイヤを全て外にはみ出させてしまった。マシンは挙動を乱して思いっきり振られてしまった。フルカウンターを当てる琢磨君。思わず「ウォー、危ないがな、おいおい」と、言葉を出してしまった。一瞬冷やりとした瞬間やった。しかしそのコントロール能力は並みのドライバーのそれとは訳が違う。他のドライバーならそのままスピン、もしくは壁とスキンシップしてお友達になる所を、琢磨君は軽々とコントロールして、何事も無かったかのようにそれからも周回を重ねる。でも見ている方は心臓に悪いからあまり見える所でのオイタはしないでね。
結局、最後はピットに戻りしばらくの待機。しかし、その後も誰も琢磨君のタイムに届く者は誰も現れなかった。嬉しいポールポジションである。
しかし、驚く事になんとこれがシーズンでまだわずか2度目のポールだ。信じられない。しかし、このポールが1番似合う男が1番ふさわしい場所に帰ってきた。これからここが毎度のように琢磨君の指定席になっていくのさ!

第1レース予選
POS NO DRIVER NAT TEAM CAR TIME
1 06 Takuma Sato JPN Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 59.587
2 05 Anthony Davidson GBR Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 59.837
3 03 Andre Lotterer GER Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 59.885
4 04 James Courtney AUS Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 59.964
5 28 Ryan Dalziel GBR Duma Racing Ltd Dallara F301 Mugen-Honda 59.998
6 01 Derek Hayes GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:00.018
7 11 Bruce Jouanny FRA Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 1:00.122
8 12 Atsushi Katsumata JPN Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 1:00.154
9 08 Gianmaria Bruni ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:00.155
10 21 Mark Taylor GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:00.170
11 27 Jamie Spence GBR Duma Racing Ltd Dallara F301 Mugen-Honda 1:00.186
12 14 Matt Davies GBR Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:00.239
13 18 Andy Priaulx GBR Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:00.544
14 17 Paul Edwards USA Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:00.560
15 20 Rob Austin GBR Menu Renault Sport Dallara F301 Renault Sodemo 1:00.608
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