1回目の予選も終わり、インターバルの間の12時頃になり風が吹いてきて気温も下がってきた。吹く風は冷たくかなりちょっと寒くなってきた。みんなフリースを着込んだりブルゾンを羽織り始めた。もう7月21日やと言うのに・・・イギリスの夏は終わったのだろうか?
そうしているうちに今度は雨が降り始めた。第2予選まであと2時間40分。天気はどうなるのだろうか。またしてもドタバタ劇が待っているのだろうか? ちょっとナーバスになってしまった。
マシンの方は整備を終え、ガソリンを入れる為、ドラムの置いてある所に行った。そしてそのガソリンと一緒に消火器も一緒に置いてある。おいおい、ちょっと待てよ。何で消火器がガソリンと一緒の場所に置いてあるの? ここで燃えたら誰が消火器を手に取れる? 誰も火の中にある消火器は取り出せへんて。どう考えても消火器はガソリンとは違う場所に置かないと駄目でしょう。もう少し、何事もその本質を考えないとチンプンカンプンな事になってしまう。もっといろいろ考えて行動をしないといけないと考えさせられた出来事やった。

雨は結局路面を湿らせる程度ですぐに止み、天候は不安定ながら無事に本日2回目の予選を迎えることとなった。再びマシンを押してコースインする所まで行き、そこで待機しているとトラッキー2号のリチャードがちょっと綺麗なお姉ちゃんとイチャイチャしている。なんと彼女だそうだ。今回のレースに今日来て、リチャードと一緒のホテルに泊まるそうだ。はっきり言ってあの彼女は可愛い。対してリチャードは・・・正直言って冴えないハゲのしょうも無いおっさんやねん。なんであのリチャードにあの彼女が・・・ちょっとショック。この前はリンゴが彼女を連れてきたしJohnも時々連れて来る。Jimmyは三又かけているそうだ。それに引き換えおいらは・・・ひょっとしてカーリンメカニックで寂しいのっておいらだけでは? ちょっと数えてみると全員ちゃんとつがいとなってるやん。しばし呆然・・・うんにゃ! 関係ないね。自分にはダラーラちゃんがいるし、レースが全てや! 自分はモータースポーツと恋をしてモーターレーシングと結婚したんやからそれで満足さ。今は充実していて幸せなんだい!
しかし予選に向けて自分も精神集中してコンセントレーションを高めて行こうとするが、どうも目の片隅にリチャードカップルが目に入ってしまう。おいおい、そんな所で抱き合ってキスするなっ! いかんいかん。雑念に惑わされずに次の予選に集中しなくては。気持ちを落ち着かせ戦闘モードに入るよう意識をマシンに集中させていく。
オフィシャルの合図がありマシンを押してピット前に。そこで琢磨君が待っていてマシンに乗り込んでいく。コースオープンと同時に各マシンはコースに出て行くが、今回我々は少しコースが落ち着くまで待機する事にした。ホームストレートを2~3周他のマシンがした所で満を持してしんがり登場! 琢磨君はゆっくりとマシンを発進させピットロードからコースへと出て行った。
そして今回は早々とタイムアタックしていきなりモニターの1番上にポーンと琢磨君の名前が出てきた。これはかなり気持ちいい。この早い段階でのタイムを出せると言う事はドライバーの能力の証である。さすが琢磨君や!
我々は結局残り5分を残してピットイン。誰も琢磨君のタイムに届きそうも無い事を確認して、自分達はレースに向けたセットアップの変更を少し行い、明日に向けてのシュミレーションも行うほど余裕のある予選となった。コースではチェッカーフラッグが振られている。結果はもちろんポールGet。今シーズン初のダブルポールとなった。この予選の一発で速いのはドライバーの能力の証である。そしてそれが琢磨君には一番似合っている。琢磨君らしい。このダブルポールでかなり琢磨君を取り戻した。これでもう大丈夫。後はこのまま突っ走って行くしかないでしょう! 明日がホンマ楽しみや。

再車検も何事も無く無事に終了。車両保管も終わりオーニングにマシンを引き上げて明日に向けてマシンの最終チェックを念入りに行う。いくら今日早くてもレースは明日や。その為にも今、ここでしっかりとマシンを仕上げなくては。
と、言う所でカウルを外してチェックに入ったら・・・なんかフロアがオイルっぽい。なんとどこからかオイルがリークしている。自分とJohnに緊張が走る。走ったか? まぁいい。早速フロアを外して何処が1番汚れているかを確認してブレーキクリーナーでオイル汚れを完全に除去してチェックの為、エンジンスタート。オイルライン、オイルパン等漏れを確認しながらエンジンを回し続ける。と、エンジンのオイルパンのメクラの部分からオイルが滲んで来た。ここや! エンジンビルダーの二―ルブラウンのエンジン屋さんを呼んできて、確認とその部分の増し締めをしてもらい再びエンジンスタート。大丈夫。リークは止まった。Fucking lucky.
これは流れとして見ても完璧に流れは我々が握っている。これは明日も行けるっちゅう事や。それを信じてマシンのチェックを再び確実にこなしなしていく。
本当の勝負は明日や!
今回我々のトラックはジャガーレーシングの隣でのメンテナンス。我々は仕事を終わらせ帰宅の準備。その時、ふと隣のオーニングを見ると綺麗な金髪のSweet heartがF-3のアームを掃除している。アームをギュッと握り締めて前後にこすりながら丁寧に念入りに磨いている。その手つきと言ったら・・・アッ、駄目、やめてその擦り方・・・思わず・・・という出来事をチームのみんなと見ていましたとさ。しかし誰やろあの娘。雰囲気的にはジャガーのドライバーの彼女っぽいけれども・・・久し振りに良い物見せてもらいました。この調子で? どんな調子か良く分らんけど、明日は良い日になりそうな予感がする。とにかくやるべき事は全て終わらせた。後は明日の決勝を待つばかり。いかん。また気合入れたら緊張してきた。現在かなりナーバス。頭痛と胃痛が今回も治まらないんです。でもこれはこれで良い感じや。自分で自分を追い込んでいくタイプやからこれで良いんだろうね。自分を追い込むだけ追い込んで、そこから感覚は信じられないくらいシャープになっていくから。今日はもっともっと考え込み、もっともっと頭をクリアに気持ちを鋭利に尖らせて行こう!

第2レース予選
POS NO DRIVER NAT TEAM CAR TIME
1 06 Takuma Sato JPN Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:28.427
2 03 Andre Lotterer GER Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:28.880
3 05 Anthony Davidson GBR Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:28.933
4 14 Matt Davies GBR Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:29.006
5 21 Mark Taylor GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.082
6 01 Derek Hayes GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.111
7 11 Bruce Jouanny FRA Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.115
8 08 Gianmaria Bruni ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:29.167
9 04 James Courtney AUS Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.346
10 18 Andy Priaulx GBR Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.383
11 02 Jeffrey Jones USA Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.501
12 07 Alex Gurney ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:29.575
13 28 Ryan Dalziel GBR Duma Racing Ltd Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.631
14 12 Atsushi Katsumata JPN Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.675
15 27 Jamie Spence GBR Duma Racing Ltd Dallara F301 Mugen-Honda 1:29.737
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