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日曜日。GPの朝は早い。なんと自分とJohnは朝渋滞を見越して朝4:00の出発となった。しかし早い。いつもなら夜寝る頃やもん。さすがに土曜日の夜はそこそこ早く寝たと言っても。朝は大っ嫌いだ~い! そして朝が早い今の季節のイギリスとは言ってもまだ暗い。そうしてSilverstoneまでのモーターウエイ、M4を走っていると空がだんだんと下の方、地平線のあたりから明るくなってきた。空の色が幾重にも重なりそれぞれが違う色をしている。そしてその境目からはグラデーションのようにだんだん色が重なって、幻想的な雰囲気をかもし出している。これからおこるドラマを予感しているかのように。 そして渋滞を通り抜けサーキットに到着。渋滞は思ったほどなくてサーキットには6時ちょっと過ぎに到着した。思えば昨年のイギリスGPはF-3が無かった為、ただF-1を見にSilverstoneへ向かったのだが、モーターウエイを下りた瞬間から渋滞は始まっており、車は全く動かなかった。そして自分はその渋滞に負けてしまい、サーキットに到着する事なく、U-ターンして帰ってしまったことが思い出される。 我々はオーニング集合は8:30。時間はまだまだある。かなり早めの到着だ。車から降りて売店でコーヒーを買い、あたりを見渡しながらふらふらする。今回到着したサーキットの駐車場には、キャラバンが一杯いる。みんなこの日の為に一年間楽しみにしていたのだろう。それ程F-1はこの国の人達には浸透していて、まさに一年に一回のお祭りなのだろう。年齢層もとても幅広く、おじいちゃんおばあちゃんが小さな孫を連れて見ていたり、それこそ家族3代勢ぞろいで見ているグループもいる。かなり年配のカップル(80歳を越えているような感じ)も夫婦二人仲むつまじく手をつないで見ている人達もいる。素晴らしい光景が目の前にある。はやく日本でもこんな風景を見られるようになったら良いのに、とマジで思った。それ程モータースポーツの歴史があるのだろう。地盤が違うというか。うらやましい限りだ。 時間と共にオーニングに行き、もう一度重量チェックをする為に車検場へと向かい、ウエイトのチェックを済ませる。帰ってきたオーニングでは、昨日のBBQの残りのソーセージとベーコンをパンにはさんで朝食をとった。今日の気温は現在摂氏8℃。少し肌寒い。しかし時間が経つにつれ、気温も少しは上昇してきたものの、やはり半袖一枚では少し肌寒さを感じる。自分は一枚上にフリースを着込んだ。 そうこうしているうちに琢磨君がやってきた。なんと今回からNEWヘルメットのカラーリングも、少しマイナーチェンジしての登場だ。全体のカラーリングは昔のカラーリングに近く、白の部分がグラデーションの入ったシルバーになっている。良い感じや。実は自分は昔のこの色の方が強そうで大好きだったのだ。そして今回はリング状になっている白色の部分も、スポンサーカラーの紺色になっていて、これも全体のバランスがとても美しい。全体を見るとまさに強さと美しさを兼ね合わせた絶妙のコンビネーションだと思う。やはり何と言ってもシルバーはカチョエエね。おいら銀色って一番好きな色やし。ウルトラマンも銀色やし・・・このヘルメットは単体でも美しいけど、またマシンに乗り込んだ時のバランスも、本当に紺色とシルバーが冴えてますます惚れ惚れしてしまった。このヘルメットで初陣を飾り、ゲンの良いスタートとしましょうか!
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