POS. | DRIVER/TEAM | GAP/LAPS | LAPS |
1 | Michael Schumacher Ferrari |
1h35m36.792 | 58 |
2 | Juan Pablo Montoya Williams |
1h35m55.420 | 58 |
3 | Kimi Raikkonen McLaren |
1h35m80.487 | 58 |
4 | Eddie Irvine Jaguar |
-1Lap | 57 |
5 | Mark Webber Minardi |
-2Laps | 56 |
6 | Mika Salo Toyota |
-2Laps | 56 |
7 | Alex Yoong Minardi |
-3 Laps | 55 |
8 | Pedro De Ra Rosa Jaguar |
-5 Laps | 53 |
-- | David Coulthard McLaren |
DNF | 33 |
-- | Jacques Villeneuve BAR |
DNF | 27 |
-- | Takuma Sato Jordan |
DNF | 12 |
-- | Jarno Trulli Renault |
DNF | 8 |
-- | Rubens Barrichello Ferrari |
DNF | |
-- | Ralf Schumacher Williams |
DNF | |
-- | Giancarlo Fisichella Jordan |
DNF | |
-- | Felipe Massa Sauber |
DNF | |
-- | Nick Heidfeld Sauber |
DNF | |
-- | Jenson Button Renault |
DNF | |
-- | Olivier Panis BAR |
DNF | |
-- | Allan McNish Toyota |
DNF | |
-- | Heinz-Harald Frentzen Arrows |
-- | |
-- | Enrique Bernoldi Arrows |
-- | |
5番手まで浮上するも、トラブルでリタイア
リタイア(13周)
2002-3-3 SUN 決勝
DHLジョーダン・ホンダの佐藤琢磨とジャンカルロ・フィジケラは、本日開催されたオーストラリアGPのレース序盤にしてリタイアに終わった。フィジケラはザウバーのニック・ハイドフェルドが原因を作った多重事故のために1コーナーで姿を消し、いっぽうの佐藤は電気系トラブルに見舞われ、13周を終えたところでリタイアに追い込まれた。
佐藤琢磨のコメント
「スタートはいちばん後からだったので何が起きたかよく見えた。ラルフのクルマが空中に舞い上がっていくのも目にしたし、その後は至るところでタイアスモークが上がって何も見えなくなったが、1コーナーには慎重に進入していったので事故を避けることができた。その直後にセーフティカーが入り、再スタートとなったところでペドロ(デ・ラ・ロサ)とバトルを演じたけれど、F1のオーバーテイクは簡単ではないと思っていたので、1コーナーでペドロに競り勝ったときには最高の気分だった。これで入賞圏内に入ったと思ったのも束の間、今度は電気系のトラブルが発生してギアを選べなくなってしまう。チームはトラブルを解決するために僕をピットに呼び戻したが、そのときもクラッチが切れずにエンジンをストールさせてしまった。最後には6速や7速にスタックするようになり、どうしてもピットに戻らなければならなくなったんだ。ピットストップを終えてコースに戻った後も症状は悪化するばかりで、結局はリタイアに追い込まれた。順調にことが運んだ予選(苦笑)を除くと、この週末にはたくさんのことが起きたけれど、そのどれもがエキサイティングで興味深い経験だったと思う。特に印象に残っているのは、スタート前のパレードに参加したとき、どのコーナーに行っても日本人ファンの方々から声援を贈ってもらったことで、これは本当に嬉しかった。いずれにせよ、今回の経験を踏み台にして、マレーシアではもっといいレースを戦えることを期待しているところだ」
POS. | DRIVER/TEAM | TIME LAPS |
1 | Rubens Barrichello Ferrari |
1'25.843 |
2 | Michael Schumacher Ferrari |
1'25.848 |
3 | Ralf Schumacher Williams |
1'26.279 |
4 | David Coulthard McLaren |
1'26.446 |
5 | Kimi Raikkonen McLaren |
1'27.161 |
6 | Juan Pablo Montoya Williams |
1'27.249 |
7 | Jarno Trulli Renault |
1'27.710 |
8 | Giancarlo Fisichella Jordan |
1'27.869 |
9 | Felipe Massa Sauber |
1'27.972 |
10 | Nick Heidfeld Sauber |
1'28.232 |
11 | Jenson Button Renault |
1'28.361 |
12 | Olivier Panis BAR |
1'28.381 |
13 | Jacques Villeneuve BAR |
1'28.657 |
14 | Mika Salo Toyota |
1'29.205 |
15 | Heinz-Harald Frentzen Arrows |
1'29.474 |
16 | Allan McNish Toyota |
1'29.636 |
17 | Enrique Bernoldi Arrows |
1'29.738 |
18 | Mark Webber Minardi |
1'30.086 |
19 | Eddie Irvine Jaguar |
1'30.113 |
20 | Pedro De Ra Rosa Jaguar |
1'30.192 |
21 | Alex Yoong Minardi |
1'31.504 |
22 | Takuma Sato Jordan |
1'53.351 |
不運なトラブルが招いた最後尾スタート
1分53秒351(22位)
2002-3-2 SAT 公式予選
F1世界選手権に挑むDHLジョーダン・ホンダは、シーズン最初の試練として第1
戦の公式予選を戦ったが、その結果は決して悪いものではなかった。佐藤琢磨が午前中のフリープラクティスで大きなアクシデント(理由は後述)に遇った影響で、チームは2台のクルマで予選に臨んだが、ジャンカルロ・フィジケラは2度目のタイムアタックで8番グリッドを手に入れるタイムをマーク。いっぽう、Tカーを走らせた佐藤琢磨には続いて油圧系トラブルが襲い掛かり、計時する前にコクピットから降り立つことになったほか、フィジケラのクルマを借りてサーキットを走り出したときにはひどいウェットコンディションとなっており、予選の通過基準として設定されている107%ルールをクリアできなかった。けれども、DHLジョーダン・ホンダが審査委員会に訴え出た結果、委員会は明日のレースに佐藤が出走することを認める判断を下したのである。
佐藤琢磨のコメント
「今日1日でたくさんのことが起こったが、この分でいけば、あっという間に経験を積めそうだ! とにかく大変な1日だった。今朝のクラッシュはオートマチック・ダウンシフティングにトラブルが起きたことが原因で、おかげでターン14の進入でひどいオーバーステアに転じ、とてもコントロールしきれなかった。そこで予選ではジャンカルロ用にセッティングされたクルマを手直しして走らせたものの、間もなくギアを変えられなくたったうえにパワーも伝わらなくなってしまい、コースサイドにクルマを止めることになった。その原因は油圧系にあったと聞いている。チームは懸命に働いているが、こうしたトラブルはいつでも起きうるものであり、したがって誰かを非難することはできないと思う。再びコースを走り始めたのはセッション終盤のことだが、僕の置かれた環境には非常に厳しいものがあった。それもコースがびしょ濡れだったというだけでなく、ジャンカルロのクルマはドライ・セッティングに仕上げられていたうえ、彼のペダル類にはヒールレスト(踵を支えるための突起)がなかったため、僕は空中に脚を浮かせた恰好でペダルを操作しなければならなかったからだ。こんな状態でクルマを運転するのは不可能に近いけれど、いい経験だったと言えないこともないね!」
POS. | DRIVER/TEAM | TIME LAPS |
1 | Michael Schumacher Ferrari |
1'27.276 |
2 | Rubens Barrichello Ferrari |
1'27.799 |
3 | Ralf Schumacher Williams |
1'28.821 |
4 | Juan Pablo Montoya Williams |
1'28.870 |
5 | Nick Heidfeld Sauber |
1'29.572 |
6 | Mika Salo Toyota |
1'29.601 |
7 | Kimi Raikkonen McLaren |
1'29.875 |
8 | Felipe Massa Sauber |
1'29.937 |
9 | Giancarlo Fisichella Jordan |
1'30.187 |
10 | Jarno Trulli Renault |
1'30.298 |
11 | David Coulthard McLaren |
1'30.312 |
12 | Jacques Villeneuve BAR |
1'30.352 |
13 | Takuma Sato Jordan |
1'30.540 |
14 | Pedro De Ra Rosa Jaguar |
1'30.566 |
15 | Jenson Button Renault |
1'30.588 |
16 | Allan McNish Toyota |
1'30.602 |
17 | Eddie Irvine Jaguar |
1'30.973 |
18 | Olivier Panis BAR |
1'31.127 |
19 | Heinz-Harald Frentzen Arrows |
1'32.465 |
20 | Mark Webber Minardi |
1'32.696 |
21 | Enrique Bernoldi Arrows |
1'32.912 |
22 | Alex Yoong Minardi |
1'32.912 |
佐藤琢磨、初日を13位で終える
1分30秒540(13位)
2002-3-1 FRI フリープラクティス
DHLジョーダン・ホンダは、本日メルボルンで行なわれたフリープラクティスを有意義な形で終えた。ウェットからドライへとコースコンディションが変化するなか、ふたりのドライバーは今日の走行に満足しており、結果的にジャンカルロ・フィジケラは9位、佐藤琢磨は13位という結果を残している。セッションを終えた佐藤は満面に笑みを湛えており、自らのデビュー戦に興奮を隠し切れない様子だった。
佐藤琢磨のコメント
「今、とてもハッピーな気分でいることは間違いない。初めてのGPウィークエンドを迎え、メルボルンのコースを走り始めたことはとてもエキサイティングな経験だったし、全般的にいってその後の展開にも大変満足している。コースが濡れていたおかげで、いくつかのセッティングを試すことができたのも有意義だった。ステアリング・コラムに問題が起きたため、午後のセッションでは終盤に10分間ほどをロスしてしまったが、これを除けばすべて順調に進んだ。まだまだ色々な部分に改善の余地は残されているが、クルマにもコースにもこれといった問題はなく、あとはエンジニアと共にデータを見直していくことで、明日にはラップタイムを短縮できると思う」